6試合を終えてのU‐10チームの報告をさせて頂きたいと思います。
結果は2勝3敗1分という厳しいものとなりました。

やはり、東広島を出ると強いチームはいくらでも出てきますし、
その中でチーム力の差、個人のレベルの差というものを感じました。

しかし、U-10チームとして一貫して行ってきたことに
関しては、ある程度の成長を見ることができましたし、
6年生になって目指すサッカーの基礎を意識でき始めていると感じています。

特に成長している点は2つあると考えています。
一つ目は「1対1の粘り強い守備」です。
一発で飛び込むことなく我慢して相手を遅らせ、
ボールが相手から離れたり、後ろを向いた時に
厳しくプレスをかけるというやり方を徹底できています。
特におうすけが中心になって、ディフェンスメンバーを
引っ張ってくれていると思います。

二つ目は得点パターンの形成です。
今までは、分ちゃん(ともひろ)のドリブル突破、
裏への飛び出しからのシュートが主な得点のパターンでした。
それはともひろというエースの存在があり、頼もしい限りなのですが、
それだけではチームとしてのレベルアップにはつながりません。

リトルが目指しているパスサッカーは全員が主役になり、
全員が関わって、ゴールを目指すというものです。

そういう意味で、一昨日の九嶺戦、昨日のサンマーレ戦は
①サイド攻撃からの翔也のミドルシュート、ゆうとのダイレクトシュート
②左サイドたけゆきから逆サイドのスペースへ展開してからの分ちゃんのシュート
という多くのメンバーが得点に絡む形を見せてくれました。

日頃から僕が言っていることを守ろうとする意識に感心させられますし、
みんなの成長にとても満足しています。

U-10ではこれまでの先輩の活躍に見合う結果を残すことはできていません。
これはU-10メンバーの責任ではなく、コーチである僕自身の力不足であると
感じていますし、自分自身も子どもたちと一緒に成長していかなければならないと
思っています。

今、U-10が目指しているサッカーは多くのメンバーが関わり、自分たちで考えて、
パスで相手を崩すという完成までにかなりの時間と忍耐を必要とするものです。
保護者の皆さんには、悔しい思いをする機会が多く申し訳なく思っていますが、
将来子供たち全員が輝けるようなサッカーを目指しているので、
ご理解とご協力を頂けたらと思います。

U-10リーグ以外の試合・トレマッチに関しては、全員平等に出場機会を与え、
試合経験を積ませて、全員のレベルアップを図っていきます。

リトルでの指導は将来教師を目指す僕にとって、
かけがえのない経験になっています。
普段からアドバイスをしてくださる先輩コーチの方々(後藤田コーチも含め笑)や
指導に集中できる環境を作って下さる保護者の方々に感謝しながら
自分自身も選手と一緒に成長していきたいと思っています。

また何か気になる点・指導してほしい点などありましたら、
遠慮なく僕に言ってほしいと思っています。
これからもどうぞよろしくお願いします。

Bチームコーチ 高松

4 Thoughts on “U-10リーグ中盤戦を終えて

  1. OkazakiTakuma on 2015/11/26 at 12:07 PM said:

    いつも子供たちのことを真剣に考えていただきありがとうございます。サッカーの指導はもちろん、生活面での教育も非常に感謝しております。
    先日のサンマーレ戦では得点した後の喜び方がこれまでにないものに見えました。
    全員の頑張りが上手くつながったことを子供たちなりに感じたのではないでしょうか。チームとして大きく成長していると感じております。
    残念ながら我が子はほとんどの試合に出場できておりませんが、サッカー技術よりもまず、練習姿勢、ベンチでの態度が問題で
    今のままなんとなくサッカーをやっているようでは、チームの輪に入る資格はなく、
    いつまでたっても試合にでれないぞときつく言っております。これを機にサッカーに対する意識が少しでも変わってくれればいいのですが。。
    ベンチメンバーからもいい意味でのプレッシャーがかけれるようにチーム全体で切磋琢磨し、喜びも悔しさもみんなで分かちあえる良いチームに成長してくれればと思ってます。
    今後もご指導よろしくお願いします。

  2. yamada on 2015/11/27 at 2:14 AM said:

    たっちゃんコーチ
    子供たちの個性に合わせたコーチングありがとうございます。
    過去の先輩たちに比べたら確かに劣るかもしれませんが、5、6年を見据えて自分たちで考えるサッカーを今からやるというのは非常に重要だと他のチームを見ていて感じます。
    今の6年生もU10では勝てていたチームがU12では勝てなくなっているのも事実です。U10の頃はコーチの指示通りに動き走り勝って来ていたのが、急にそのサッカーが通用しなくなっています。
    その先のサッカー人生を考えるとなおさらだと思います。
    と言う事でサッカーだけではなくいろいろな事を教えてあげてください!
    これからもよろしくお願いします。

  3. 2003sshiomi on 2015/11/27 at 10:27 PM said:

    長文なので布団に入って読みましょう。途中で眠りに落ちるはず…

    U10リーグの結果は4年生のレベルに至ってない3年生の実力不足など様々な原因があります。目先のリーグより先を見据えて事を捉え指導しているコーチや見守っている保護者の方々には頭が下がります。

    多くのメンバーが関わり、自分たちで考えて、パスで相手を崩すサッカー。とても良いと思います。そのベースにそれぞれの子供がもっている個性がプラスされたらワクワクしますね。

    コーチにはこのようなサッカーに対する自分の信(軸)を持ち続けて欲しいと思います。

    一方、指導方法ですが、今の優れたものを大事にしながら、これから様々な経験を積み、他のコーチ陣と話すなかで、新しいやり方を積み重ねていってください。

    次に、子供への接し方ですが、高松コーチは子供を1人の人間として接しています。強みだと思いますよ。
    僕は、男の子の脳みその95パーセントは活字には出来ない ほんとしょーもない3つ4つの事で占められている、と思ってます。
    が、稀に10才前後の子供でさえ、大人以上に考えたり、感じたりすることがあります。彼らにしか見えない試合や練習での場面、判断があるものです。
    そんな子供達に真面目に接してくれるコーチの存在は大きいです。

    少し逸れますが、社会を見るとまさにそうで、10も15も歳が違う、私にとっては子供達から色々なことを教わります。

    ですから今のコーチの接し方は子供から若者まで広範囲に通用する素晴らしいアプローチです。若者どころか大人まで普遍的に通用するかもしれませんね。

    以上のことを短期的に大きな結果がでなくても続けて下さい。

    きっと喜びも悔しさもみんなで分かちあえるチームに成長してくれると思います。

    私は短期的な目でしか見れない性格ですので出来る事は、出来るだけコーチが練習、試合に集中出来るよう努めて自制することかな。

    これから色々あると思いますが、困った時は自分の軸を思い出し、想いを同じくする同年代の仲間に、話をぶつけ乗り越えて下さい。

    お願いばかりになりましたが共に頑張りましょう。

    (追)人を教えることは世の中で最も難しいことです。同じ人間なんていません。ですから画一的な教育方法なんてありません。さらに怖いのは教育した成果を測定することがなかなか出来ないこと。
    そんな恐ろしい職業を選んだのはすごいですよ。なぜ教師になろうと思ったのかという想いを忘れず長い道のり頑張って下さい。
    ちなみに僕は20ちょいの時に仕事に対し全く想いがなかったです。それからしたら今時点で素晴らしいので自信を持って下さい。

  4. JirogaichiOusuke on 2015/11/27 at 11:51 PM said:

    高松コーチ、いつも子ども達の指導ありがとうございます!
    リーグが始まる前は、高い希望を持って期待をしていました、が現実は甘くないな、と感じています。けれど、子ども達にとっても、コーチにとっても、保護者にとってもある意味でよい結果ではないかな、と思います。
    勝つことから学ぶことより、負け、屈辱を感じることから身に付くことの方がたくさんのことを学べると思います!2日続いて我が子の涙を見て、少し安心しました。
    今後もヘタレなおうすけをはじめ、みんなに対してサッカーを楽しむことと、高見を目指した指導をお願い致します!

    ひとつ親としての希望ですが、子ども達にわかる、理解できる伝え方をお願いします!私も学生のころには、小学校の先生を目指していました。結局は採用試験に受からず、今は知的に障害のある人の相談業務をしています。いつも言葉を選びながら、声のトーンを変えながら、表情を作りながら色々考えながら障害のある人たちとかかわっています。一同に理解できる伝え方はないと思います。

    高松コーチの熱い思いは、子ども達に徐々に伝わると思います。今の経験は、必ず将来に役立つはずです!

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